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試験結果

技術の概要

ケイ酸アルカリを主成分とする浸透性常温安定ガラス生成剤をコンクリートやモルタルに含浸させることにより、 コンクリート内部のカルシウムイオンと置換反応を起こさせる。このことにより、コンクリート内部に不溶性のガラス物質を生成し、劣化因子の侵入を抑制でき、かつ、表層部を緻密化することにより、表層部強化がされる。
また、無機系塗布剤のUVカットポリシロキサン塗料により、コンクリート表面に撥水層を形成し、高い遮水性能・化学的浸食の低減を図れる。
 

特長

●遮水性能
吸水率試験において、吸水に対する抵抗性87%という高い抑制効果が確認されました。
コンクリート表層部の質感を変えずに、高い遮水性能が付与されます。
 
●凍結融解対策
スケーリングに対する抵抗性試験において、質量損失抑制比78%という高い抑制効果が確認されました。
寒冷地での外部暴露における、ロングライフサイクルコストの低減につながります。
 

 
●塩害対策
塩化物イオン浸透に対する抵抗性試験において、抑制率62%という高い抑制効果が確認されました。
塩害による鉄筋コンクリート構造物の鉄筋腐食対策として、大変有効です。
 
●酸に強い
化学的浸食量に対する抵抗性試験において、 抑制率64%と言う高い抑制効果が確認されました。
昨今の大気汚染物質、PM2.5、酸性雨などの化学物質から、コンクリートを保護する対策として非常に有効です。
 

 
●高い透湿性能
透湿度試験において、透湿性95%が確保されていることが確認されました。
コンクリートの躯体内部に水分を留めない、理想的な 表面改質工法です。
 
●優れた表面改質効果
耐摩耗性能向上、表面硬度の著しい向上などすぐれた表面改質効果が発揮されます。