液体ガラスシールシステムは、新設コンクリートのみでなく、経年劣化したコンクリートにも有効です。
耐水・劣化防止の効果があり、強度も増大します。
事前にコンクリート工事で必要十分な打設を行い良質なコンクリートであれば、液体ガラスシールシステムを行うことにより、ひび割れしないコンクリートとすることも可能です。
新設コンクリート外壁に施工 |
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新設RCの耐水外壁工事
(日本有数の大工場の保管庫に液体ガラス施工) 施工してもコンクリートの 質感は変わりません |
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10年前に作った処理、未処理サンプルで耐水試験 |
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10年前、液体ガラスでシーラー処理を施したコンクリートと、10年前に作られた 未処理のコンクリートを屋外放置し、サンプルを試験液で浸透の度合を比較 |
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液体ガラスでシーラー処理を施し、そして 10年経過したサンプル(左側)と、 未処理のまま10年経過したサンプル(右側) ともに 1999年5月(約10年前)に作られた コンクリートサンプルです。 シーラー処理材は外観からも、劣化が見られません。 |
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左:10年前シーラー処理 | 右:10年前作られた コンクリートサンプル |
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試験日.2009年3月21日 両方のサンプルに焼成試験用に用いられる 試験液を使って、浸透の度合いの実験を行った。 シーラー処理のコンクリートサンプルには、 試験液の耐水効果があるのが見られる。 (この試験薬は陶磁器工業製品の焼成度を見るときに、専門家が用いる浸透性の高い特殊な試験薬です。) |
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焼成物の試験法に習い水で洗い拭き取ると、シーラー処理のサンプルは試験薬がほとんど拭き取れて染み込みが見られない。
右側の未処理のほうは、拭き取っても赤い試験薬が染み込んでいる。 この結果から処理済みのコンクリート(左側)は 10年経過しても耐水効果が、まったく落ちないことが解る。 |
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築35年RCの劣化防止工事 |
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築35年RCの劣化防止工事
(日本有数の大工場電気室に液体ガラス施工) |
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65年経過し劣化したコンクリートコアに液体ガラスを処理し、耐水試験を行う |
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65年前のコンクリートコアを用いて、液体ガラスでシーラー処理を施した物と、 未処理の物とで試験液の浸透の度合いを比較 |
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すでに65年経過したコンクリートをコアで抜き、 その、コンクリートコア対しても液体ガラスシーラー処理を施して見た。 左側は液体ガラスでシーラー処理を 行った後なので、アメ色になっている。 右側は、未処理のコンクリート ともに65年経過している。 |
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左:シーラー処理 | 右:未処理 | ||
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試験薬に浸けて実験開始。
(この試験薬は陶磁器工業製品の焼成度を見るときに、専門家が用いる浸透性の高い特殊な試験薬です。) |
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外観からも未処理(右側)の方が
浸透の度合いが大きい。 シーラー処理したコアには染み込みが極めて少ない。 |
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拡大写真 |
![]() コアを分割、内部浸透度の比較 |
処理済み(左側)の方は浸透が少ないが未処理(右側)の方は浸透が多い。また、コンクリートコアを分割し内部を見てみても同じ結果が解る。
65年経過、劣化したコンクリートに対しても液体ガラスでシーラー処理を行えば耐水効果がある事が解る。
用途 | 改質効果 |
床 歩道 駐車場 倉庫、ピロティ |
耐摩耗性向上 水の浸透防止 外観の向上 酸性雨対策 表面クラック防止 耐薬品性向上 防塵性向上 強度向上 |
ヒューム管、ブロック テトラポット |
耐摩耗性向上 外観の向上 カビの防止 防塵性向上 耐薬品性向上 |
マンション外壁 モルタル外壁 |
酸性雨対策 表面クラック防止 外観の向上 水の浸透防止 耐候性向上 |
プール、スケートリンク |
水の浸透防止 耐候性向上 強度向上 表面クラック防止 |
石膏ボード 軽量不燃建材 |
強度向上 カビの防止 防塵性向上 外観の向上 |
護岸・岸壁/その他 |
酸性雨対策 耐候性向上 耐摩耗性向上 水の浸透防止 強度向上 カビの防止 外観の向上 表面クラック防止 |
※写真の無断転載、使用お断りいたします。
※マスコミに報道されるにつけ液体ガラスの偽物が出回るようになりました。
ワックスやシリコンを液体ガラスと称している悪質なものが見受けられます。
お気をつけください。
※液体ガラスの性質を理解されないまま施工しますと失敗されることがあり、
液体ガラスの評価を下げる結果となります。
このこともあり、現在、ガラス塗料は流通市場に流れておりません。
直接お問い合わせ下さい。
※現物サンプル有償にてお分けします。
◆アルカリ保存度15倍 ◆内部鉄筋錆防止 ◆表面摩耗強度約2倍 ◆コンクリート防水層形成
◆タイヤ痕:油汚れ、エフロ防止 ◆メンテナンスフリー ◆施工の簡素化
液体ガラス【特許品】
液体ガラス(Fluid Glass)は、多孔質のコンクリート、モルタルへの浸透性常温安定ガラス生成剤です。塗布浸透によって不溶性のガラス物質を形成しながら毛細管空隙を充填することにより、表層部コンクリートを緻密化します。
液体ガラス 浸透モデル図
液体ガラス(Fluid Glass)は、シリカを主成分とする常温硬化ガラス形成材です。コンクリートやモルタルその他のコンクリート製品の中に含浸し、コンクリート内のミネラル分と反応し、コンクリート内部及び表面にシリカ-ガラスを形成することで、外部から侵入してくる雨水や塩分の侵入を防ぎます。更に耐水性、防塵性、耐摩耗性などを向上させる画期的な浸透性常温安定ガラス生成剤です。
液体ガラス(FluidGlass)が浸透すると、コンクリート内部に不溶性結晶体を形成するため、耐水性及びコンクリートの表面強度の増大が計られ、耐摩耗性が強化されます。
促進中性化試験結果(財)建材試験センター
コンクリートのアルカリ成分は、空気中の炭酸ガス等との作用により絶えず侵出し続けています。
この中性化現象の要因である水・炭酸ガス等の侵出をシーラーとの反応で形成された改質層が防ぎます。しかも、シーラーのもつアルカリで再生させる効果もあります。
耐候性が向上し、紫外線による劣化を制御します。
メンテナンスフリーで高耐久性のため、抜群の経済性を誇ります。
液体ガラスはガラス物質【glass material】が原料の水溶液で、コンクリート等の多孔質材料に浸透し、それらの内部に存在するミネラルイオンと化学反応し、浸透部及び表面にガラス物質を析出します。
コンクリート表層部5~6㍉に液体ガラスが浸透し、細孔部がガラス物質に充填されたモデル図
液体ガラス【fluid glass】が固体であるガラス物質【glass material】への化学変化は、金属が水または溶液と接するとき、陽イオンになる傾向から説明できます。例えば、金属M1が別種の金属イオンM2を含む電解質溶液に接するとき、M1のイオン化傾向がM2により大きいほど下記のイオン置換反応は右へ進みます。
M1(未解離)+M2(イオン)→M1(イオン)+M2(未解離)・・・①
液体ガラス【fluid glass】は、次のように加水分解されます。
M12SiO3+H2O→M12SiO5+M1OH・・・②
ただし、式②中
M12SiO3=M12O・SiO2、M12SiO5=M12O・2SiO2です。
材料中のM2O等が、液体ガラスと反応してM2のガラス質塩【a silicate】及びコロイド【colloid】 のシリカ【silica】を生成します。
M12SiO5+M2O+ H2O→M2SiO3+SiO2+Si(OH)4+M1OH
このような原理でできたガラス物質【glass material】が、コンクリートの隙間を埋め無孔質層を形成することにより、強度、表面硬度、防水性が向上します。
またこのガラス物質化の化学変化した分子構造は安定化し永久的といえる効果が持続します。
コンクリートに水ガラス系改質剤を塗布しても、分子構造が不安定で、水に触れると溶解してしまいます。よって水ガラスはいずれコンクリートから溶脱して効果は無くなってしまいます。
シリコーン系改質剤に代表される高分子系改質剤は、当初は撥水効果等の性能がでますが、紫外線による有機物分解等により3年もたてば、劣化し効果がなくなります。
これらに対し液体ガラスによって生まれ変わったコンクリートは化学変化により強化され、内部に水が浸透することも空気に触れることもなくなりますので酸化を防ぎ中性化現象も起こりません。
そして、一度、化学変化を起こし石英ガラス化したものは、永久的といえる効果があります。また、コンクリートの状態にもよりますが、データーから200年から800年持つコンクリートに生まれ変わります。
また、施工法によりひび割れないコンクリートを作ることも可能です。
※以上は特許技術です。特許番号、特許の内容について知りたい方はモクテックカメムラに直接お問い合わせください。
特許品 浸透性無機質反応型改良剤
液体ガラス(液状ガラス)
多孔素材コンクリートやモルタル等に液体ガラスを含浸してガラス物質を生成させることにより表面部組織を緻密化。耐久性、耐水性、防塵性、耐磨耗性等を向上させる画期的完全無機の改質工法。
高硬度、耐水性、ガス遮断、耐候性、変質や変色なし、汚れ防止、不燃性、耐薬品性、静電気抑制、完全無機質
石英ガラスを液状化し、さらにそれを私達の生活温度で安定させることにより、常温領域で石英ガラスとして硬化させることが可能になりました。
この液状化されたガラスは液体ガラス(液状ガラス)と呼ばれるようになりました。
また、石英ガラス膜を形成する塗料はガラス塗料、多孔質にガラス物質を形成する改質剤を液体ガラスと分けて言う場合もあります。
液体ガラスをコンクリートやモルタルなど多孔質材料内に浸透させ内部にガラス物質を生成させることにより、今までにない高性能の改質材をつくることが可能となりました。
この塗料、改質剤はガラスそのものになりガラスの持つ不燃性をそのまま持ちます。
他の塗料で特にクリヤーの分野ではあり得ない特性です。
この塗料、改質剤はガラスそのものになりガラスの持つ2つめの特性、高耐候性を持ちます。紫外線照射で劣化しません。太陽光で劣化しない世界唯一の塗膜性能を持ちます。
塗料の溶媒はアルコール、液体ガラスの溶媒は水です。
安全性にこだわり、シンナーはもちろん毒性のあるものは徹底的に排除して作ってきました。
液体化され私たちの生活領域で硬化するガラスは、テレビ番組等でも何度か報道され、材質内に浸透し常温でガラスを生成させる「液体ガラス」「液状ガラス」と紹介されています。このようなマスコミ報道で「液体ガラス」(液状ガラス)という言葉が一般に使われるようになりました。
公共事業にも採用され社会的認知が進んでおりますが、いまだ水ガラス系改質剤と言う方もおります。しかし、水ガラスの硬化反応とは根本的に違い、「液体ガラス」(液状ガラス)は硬化することで、安定したガラス物質が生成されます。